日除けのれんの活用方法とは?生地の特徴や取りつけ方をご紹介!

のれんは様々な場所で幅広い用途に使われており、日本では古くから馴染み深いアイテムです。
この記事では、のれんの中でも「店頭幕」や「日除け幕」とも呼ばれている「日除けのれん」にフォーカスしました。一般的な日除けのれんのサイズや生地の特徴、価格や設置方法について詳しく解説しています。日除けのれんの設置例として画像も載せているので、日除けのれんを店頭に設置することを検討している方は参考にしてみてください。
日除けのれんとは

日除けのれんとは、店内の商品を太陽の日差しによる劣化から守るだけでなく、店舗前に設置して広告としても活用できる大型ののれんを指します。
日除けのれんは「店頭幕」、「日除け幕」と呼ばれて販売されているケースもあります。
日除けのほかにも風除けやほこり除け、目隠しとしての役割を果たすこともあり、軒先から足元にかけて斜めに張られます。
日除けのれんには、屋号や商品名などを入れるのが一般的です。店舗前を行き交う人にアピールできるので、集客に繋がる広告効果が期待できます。
のれんそのものは、鎌倉時代に中国から日本に伝わりました。のれんに模様や記号を入れることで看板の役割を持つようになったのは室町時代以降、屋号や商品名を文字で入れるようになったのは識字率が高まった江戸時代以降と言われています。
日除けのれんの設置事例
姉妹サイトの「横断幕キング」でご注文いただいた日除けのれんの設置事例を、素材やサイズ、用途と併せてご紹介します。
■山梨県 田中屋旅館 様

商品の素材 | ターポリン |
サイズ | H200㎝×W96㎝ |
用途 | 店舗の宣伝 |
■京都府 肉匠 江渡蘭世 松本 様

商品の素材 | ターポリン |
サイズ | H210㎝×W110㎝ |
用途 | 飲食店のアピール |
■福岡県 医療法人八女発心会 姫野病院 川上 様

商品の素材 | グロスターポリン |
サイズ | H240㎝×W200㎝ |
用途 | 看板として使用 |
日除けのれんの一般的なサイズ
日除けのれんは、縦3:横2、あるいは縦2:横1の比率がバランスが良いとされています。縦270㎝×横180㎝、縦200㎝×横100㎝などが、一般的によく使われている日除けのれんのサイズです。縦3:横2の場合、遠くからでも目立つ店舗の看板として使用することができます。縦2:横1の比率の場合は、店舗前の限られたスペースで商品やサービスの宣伝をしたい場合におすすめです。
もちろん、日除けのれんを設置したい場所に応じたサイズで注文することも可能です。その場合、日除けのれんは軒先から足元にかけて斜めに張るということに注意する必要があります。地面に対して垂直ではなく少し傾けて設置することになるため、その分縦が短く見えてしまうのです。どの程度傾けて設置することになるかをあらかじめ確認しておき、縦を数㎝長めにして注文することをおすすめします。
日除けのれんに使われる生地の特徴
日除けのれんに使われる生地には、大きく分けてビニール素材と布素材の2種類があります。ビニール素材にはターポリンやグロスターポリン、布素材にはトロマットやテトロンポンジなどがあります。
ターポリンは、ポリエステル繊維の織物を柔らかい合成樹脂フィルムで挟むことで作られています。非常に耐久性が高く、屋外での使用や長期間の使用におすすめです。グロスターポリンは、ターポリンにグロス加工を施した生地です。光沢があって発色が良いので、写真を印刷した際に美しく見えます。どちらも、横断幕や懸垂幕で使用される機会の多い生地です。
トロマットは、柔らかく厚手の布生地です。価格と耐久性のバランスが取れており、防炎加工などを施して使うこともあります。テトロンポンジは、価格の安さと印刷が裏抜けするほどの生地の薄さが特徴です。耐久性が比較的高くないので、短期間に利用するのぼりや幕に用いられることが多い生地です。
以下の表にそれぞれの特徴をまとめたので、参考にしてください。
素材 | 生地 | 特徴 | 交換目安期間 |
ビニール |
ターポリン![]() |
|
1~3年 |
グロスターポリン![]() |
|
3~5年 | |
布 |
トロマット![]() |
|
屋内:1~2年 屋外:3ヶ月 |
テトロンポンジ![]() |
|
3ヶ月 |
※のれんキングではターポリン、グロスターポリンの取扱いはございません。予めご了承ください。
日除けのれんの一般的な価格
続いて、日除けのれんの一般的な価格について押さえておきましょう。
日除けのれんは、素材やサイズによって価格が異なります。以下に、先ほどご紹介したターポリンとグロスターポリン、トロマットとテトロンポンジで日除けのれんを作成した場合の1枚あたりの金額をまとめました。用途に応じて使用する生地を変更することで、日除けのれんをリーズナブルに作ることができます。
使用する場所が屋外の場合、ビニール素材のターポリンやグロスターポリンからトロマットに変更することで価格を安く抑えることが可能です。トロマットはビニール素材よりも軽くコンパクトなので持ち運びしやすく、屋外・屋内のどちらにも使用できます。生地に厚みがあり、印刷が透けることもありません。
サイズ | 生地 | 1枚あたりの価格 |
高さ300㎝×幅150㎝ | ターポリン | 18,000~24,000円程度 |
グロスターポリン | 18,000円程度 | |
トロマット | 16,000円~18,000円程度 | |
テトロンポンジ | 12,000円程度 |
※のれんキングではターポリン、グロスターポリンの取扱いはございません。予めご了承ください。
日除けのれんの仕立て方法
最後に日除けのれんの仕立て方について紹介します。一般的な日除けのれんの仕立て方には袋加工とハトメの2種類があります。
〇袋加工の場合
袋加工の場合はのれん棒などの棒をのれんの上部と下部に通し、フックやコンクリブロックなどに引っ掛けて設置を行います。


下記からのれん棒を購入することができるのでぜひご覧ください。
のれん棒の商品ページを見る〇ハトメ加工の場合
ハトメ加工の場合は、ロープなどで店舗の外装や重りに括りつけて設置を行います。

※弊社では、のれんを設置するために使用するロープの取り扱いはございません。予めご了承ください。
まとめ
今回は、「店頭幕」や「日除け幕」とも呼ばれている日除けのれんの概要に始まり、一般的な日除けのれんのサイズ、生地の特徴や価格、日除けのれんの設置事例や仕立て方について解説しました。
そもそもの目的である日除けはもちろん、風除けやほこり除け、目隠しとしても活躍する日除けのれんは、看板や広告としても有効なアイテムです。日除けのれん自体のデザインも大切な要素ですが、設置場所に合ったサイズと生地を選ぶことも大切です。
この記事でご紹介したポイントを押さえて、効果的な日除けのれんを作成しましょう。
下記バナーから姉妹サイトの「横断幕・懸垂幕キング」に移動します。のれんキングで取り扱いのない「ターポリン」や「グロスターポリン」の取り扱いもございますので、ぜひご覧ください。
