水引のれんとは?一般的なサイズも併せてご紹介!

水引のれんとは?一般的なサイズも併せてご紹介!

店舗の入り口などで見かけるのれんには、目印や仕切り、目隠し以外にも様々な役割があります。なかでも、今回ご紹介する水引のれんは装飾に特化したのれんです。

この記事では、水引のれんの概要、一般的なサイズや仕立てについて解説しています。水引のれんの事例として、実際ののれんの画像やサイズ、生地や仕立ての情報もご紹介しますので、水引のれんの作成を考えている方は参考にしてみてください。

水引のれんとは、装飾を目的とした丈の短いのれんのことを指します。

元々のれんには、店内に風や日差しが入ってこないように、あるいは逆に店内の温かい空気が逃げてしまわないように、店と外とを区切る役割がありました。やがて時代が進み、のれんは商家の目印としての意味合いも持ち始めます。そして現在では、外から店内を見えにくくするための目隠し、店が営業中か準備中かを判断する目印、装飾としても使われています。入り口がほとんど隠れてしまう長のれんや、店内の様子を窺うことができる半のれん、半のれんよりもさらに短い水引のれんなど、サイズも種類も様々です。

水引とは、贈答品や封筒に取り付けられる飾りの紐のことです。和紙を縒って紐状にしたもので、複数本を結んで使います。結婚や長寿などの慶事のほか、仏事や法事など、色の組み合わせや結び方によって水引が持つ意味は異なります。水引は、思いや祈りを込めつつ贈答品や封筒を彩る装飾なのです。

水引の装飾としての要素を持つ水引のれんは、少し丈が短いのが特徴です。軒先の間口や厨房と席の間などをぐるりと飾りつけることによって、店名やブランドロゴはもちろん、メニューやコンセプトをおしゃれに伝えることができます。色やイラストにこだわれば、店の雰囲気作りにも一役買うアイテムです。水引のれんは装飾を目的としたのれんなので、営業時間が終わっても取り外す必要がありません。店外・店内を問わず活用できる点も、水引のれんの魅力の一つです。

水引のれんは、一般的に縦40cm程度のサイズです。横の長さは、取り付け場所や用途に応じて調整を行います。

のれん下部から上部にかけてスリットと呼ばれる切れ目が入り、スリットの数によって何分割ののれんになるかが決まります。のれん作成を依頼する業者によりますが、スリットの長さや数は好みによって調整可能です。スリットを入れない分割なしののれんが選ばれることもあります。

水引のれんのサイズや仕立て

水引のれんの仕立てには、「棒袋仕立て」と「共チチ仕立て」の2種類があります。棒袋仕立ては、のれん棒を通す部分が袋状になっている作りです。棒袋に棒を通すと、棒は布で隠れて見えなくなります。共チチ仕立ては、輪状にした布をのれんの上部に取り付けたものです。のれん棒を通すと、等間隔に並んだチチの間から棒が見える構造です。

続いて、実際の水引のれんの事例を写真やサイズと併せてご紹介します。

のれんキングでは、お客様の声を多数集めています。以下の事例画像をぜひ参考にしてみてください。また、その他の事例画像につきましては、下記リンクよりご覧ください。

⇒制作事例を詳しく見る

■喜多福 様【小売業】

喜多福 様【小売業】
商品の仕様 オリジナルのれん
サイズ H450mm×W1800mm
生地 防炎トロマット
仕立て 棒袋仕立て

■立川 様【宿泊業】

立川 様【宿泊業】
商品の仕様 オリジナルのれん
サイズ H500mm×W1970mm
生地 トロマット
仕立て 共チチ仕立て

水引のれんとはどういったものなのか、一般的なサイズと、のれん棒を通す部分の仕立てについてお伝えしました。

水引のれんはのれんの一種ではありますが、毎日取り外す必要がない上、屋外でも屋内でも設置できる柔軟なアイテムです。のれん棒を通して掛けるだけで取り付けできるので、比較的気軽に設置できます。

この記事でご紹介した事例などを参考に、デザインや色にこだわったオリジナルの水引のれんを作成し、店舗を思い思いの雰囲気に装飾してみましょう。